永久運動

日記のような、随筆のような、ただ思ったことをつらつらと書きつらねるところです

訪れというの

夏である、季節はかわったのよ

先日今年ではじめて、人生でまだ二回目なのだけれど、部屋に忌み嫌われし害虫が出現し、久々に大声をだしてしまった。逃げてる隙に逃走を図られ、結局決着がついたのは0時前だった、切実にやめてほしい。けどこんなこと、伝わることはないので、おそらく人類と生物としては大先輩のかれらとは、いつまでも戦い続けることなのだろうね。

 

考えてみると、人類が勝手にここからここはわたしの陣地、ここからむこうまではあなたの陣地、というふうに、ありもしない境界をひいたのであって、それはおたがいににんしきしてこそ成り立つものであるから、人間いがいのせいぶつには当然受け入れられないものなのであることは誰にだってわかることなのであるのね。ですからその虫たちには自分がどこにいようと、ほんとに虫たちの勝手なのよねえ。

 

GKBRはもともとは、名前はわすれたけれど、今ほど忌み、嫌われてなかったという話を聞いたことがあります。かれらが出現するところは、食べ物がいっぱいあって、湿気がおおくて、いかにも住みやすそうな場所ですから、かれらが出現したのをみた当時のひとびとは、ああうちって裕福なんだな、というふうに考える時代もあったらしい。幸せなことである。

 

そんなかれらが嫌われはじめたのは、だんだん西洋文化が浸透し、純粋な日本ではなくなってきてからだそう。どんな変革があったのかは知らないけれど、わずか数十年でこんなにも日本の多くのひとがかれらを嫌いになってしまったそうで。そうかんがえるとかわいそうなことですわね。ほほほ。別にいいんですけどね。