永久運動

日記のような、随筆のような、ただ思ったことをつらつらと書きつらねるところです

日々など

 さあ社会人頑張るぞーという感じで4月を迎えたと思ったらもう9月になっていたりして、ということをちょっと涼しい風をからだにうけてふと思ったりしていたら、もう蝉の鳴き声をここしばらく聞いていないことを思い出す。ついに25歳になって最初の晩にお酒を少し飲んだだけでぐーすか横になって寝てしまって、こ、これがアラサーなのと、別に綺麗に星が見えるわけでもない大阪の空に問うたけど答えは当然帰ってこなかった。

 

 何が起こるのかわからないから人生はおもしろいんだって言葉があるけれど、その答えを知ってしまったら、何もおもしろくないんじゃない?と大阪の夏の空に聞いたら、全員がそうなのかな?って感じになってふふーんとなったりした。「何が起こるわからない」状態で、次に何が起こるんだろう?あれかなこれかなって考えて、全然違うことが起きて、やっぱ人生はおもしろい!って考えに至るその過程がないとこの言葉って出てこない。

 

 やんわりと風を感じながら夕日に照らされたオレンジの街並みを歩くと、ふと視界がクリアなことに気がついて、眼鏡を新調したことを改めて認識する。ここにこんな言葉書いてたんだ、とか、ここの窓ガラス割れてたんだ、とか今まで眼鏡が無いと見えなかったことが見えて、新たな発見があったのだけれど、なにか自分に変化があると世界の見え方も変化して、新しい何かに気がつくことができて、それがまた新しい変化に繋がって、また何かに気がつくことができて、という繰り返しをうむ。それが、もし知りたくないことを知ってしまったとしても、それもまた新しい変化をうむのであって、次にくるその新しい何かが、今度はよいものでありますように。そしてそれから生まれた変化が、またよりよい新しい何かをうみますように。